YURIPOETRIKA 35 "朝の其の辺"
- YURIKA
- 2020年5月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年6月7日
本日のユリポエトリカ35は
ユリポエトリカ1 (2019年8月21日) を読んだ後にご覧ください
YURIPOETRIKA 1
"早朝の日比谷"

"朝の其の辺"
このスローモーション感は
1度経験したことがある
まさか同じ痛みを経験するはずはない
あの日は雨だった
しかし今日はこんなにも晴れている
あの日は日比谷にいた
しかし今いるのは10年も住む其の辺だ
あの日は雨の日比谷だった
あの日以降雨の日に自転車には乗っていない
わたしは学んでいたはずだ
このスローモーション感は
舞っているとき 踊っているときのそれと似ている
わたしは全身のすべての部分で自らの生を感じる
人生の奇跡を全身で享受する
今わたしが体験しているのはそれと違う
あぁまたやってしまううんだ
わたしは今から倒れる
それには痛みが伴う
身体が冷静に身体の危機を予感している
いつになく客観的になるものだ
美しい青空
白い雲
輝く太陽
爽やかな風
いつもはわたしの味方をする彼らは
今はクスクスとわたしに指をさしているとしか思えない
わたしの前向きな詩的探究心は
自嘲的被害者意識に覆われてしまったのか
今わたしの右尻には痛みとあざが残る
わたしのこころを包み込むのは
乾いた笑いである
3日前だったか
わたしは2人の男性たちに助けられた
澄み切った美しい青空が広がる其の辺にて
3日前だったか
わたしは自転車と共に横転した




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こちら。

もはや白目ですわ。
Have a lovely Wednesday evening, everyone♡
BISOUS, YURIKA
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