"湯気が見えるほどの熱" 1人静かなアトリエへ 色は白で統一したこの小さな仕事場は いつもわたくしに問いかけてくる 「なにを作りどのように伝えるのか あなたはどのように成りたいのか」 わたくしは小声で早口で答える 「それはあなたよりも白い大輪の百合の澄み切っていて唯一の香り...

-English following the Japanese- "朝いちばんにすること" わあい！と思うこと 今与えられているすべてに感謝すること これこそ自分への最高の贈り物 すべては自分にどう語りかけるかで決まるんだ だから耳を澄ましてみて ようく澄ましてきいてみて...

［ English following the Japanese ］ "考え方は人それぞれですけど" いやだからね そんなふうに言ってたら 全てを押しつぶしちゃいますよ わたくし〜だからあなたは〜だからってね そんな調子でお互い型にはめていたら 自分こそ正しいと思っていたら...

"アホップル" マイハズバンド「ちゃんゆりはやっぱり天才だと思うんだわと言うか自分にそう言い聞かせることなんだよ要は」 ゆり香「はあまたその話はいはいはい」 マイハズバンド「いやちゃんと聞いて僕今真剣な話をしてるんだよ」 ゆり香「ははい」...

"お目にかかれて光栄でした" ちょっとすみません道をお尋ねします いやねえ僕は浜町生まれなんだよ完全なる江戸っ子なのにもうなんだここは完全に都心だねタワーマンションばかりで訳がわかんなくなっちゃったってわけだよ子供の頃この辺はトンボ釣りに来てたもんだよ...

"ラヴユー トゥ ザ パール アンド バック" ここからあの月まで行って戻ってくるぐらい そんな果てしない距離を往復できるぐらい あなたが好き Love you to the moon and back このパールを見た瞬間 美しくまどろむ月を想った そしてあなたを想った...

English following the Japanese "泣き崩れたその日は" 泣き崩れたその日は宝 ただ楽しかった日よりも 一生心に残るから 美しい秋の夕焼け "The day I cried my eyes out" The day I cried my eyes...

English following the Japanese "コアラがごとく" コアラがごとく わたくしがいつもぶら下がっているから さぞかし凝っていることでしょう 貴方の首は "Like a koala" Like a koala I'm always hanging...

English following the Japanese "青空が恋しいけれど" 清々しい秋の風が耳元でささやく 「どんなに灰色であろうと空は毎日今日できる限りの最高の愛を表現しているんだ君たちに」 わたしの身体を包み込むツンと冷たい空気...

"貴方とみゆき館" ゆり香「はぁやっぱり疲れちゃった」 ちゃんひで(マイハズバンド)「でもとりあえず撮影ひと段落したし今からちゃんゆり行きたいとこ行こか」 ゆり香「み、みみ みゆき館」 ちゃんひで「ちゃんゆりの辞書にはみゆき館しかないんかいいつもみゆき館みゆき館言ってでもま...

English following the Japanese "わたしのママン" ゆりちゃん偉いわ絶えず新しいデザインを作り続けて これもそれも素敵よ大ヒットするわよ これからもゆりちゃんがほんとうに心から作りたいものだけをつくりなさい...

［ English following the Japanese ］ 「ねえねえ見たい？見てみる？見てみる？じゃあいくよ？じゃーん！」 「ぎゃー！痛そう～！！」 「えぇ！かわいそうに....」 「まぁ大変！なにがあったの？！」 「やだー！ひどいじゃん！」...

"インタビューその1。" えっと、そうですね、 まずは自転車置き場に集う人々ですねたいていサラリーマンさんたちです午前七時前ですからそうなりますよね ええ、ええ、そうなんです最近シェアバイクにはまっていてそうそう赤いシェア自転車...

"「身を粉にして働くときだよ」と夫に言われ" 想像したゆり香粉になるのかと いや待てよそもそもどうなるのかと 考えてもみて粉 粉か コか オッケーわかったパウダーになればいいんだ 片栗粉みたいにちょっときしみ合う系か 米粉みたいなサラサラ系か...

English following the Japanese "80歳になっても" 朝目覚めた瞬間からハイテンションで 耳に大ぶりのイヤリングをつけ ショートパンツを履き もしくはミニスカートを履き 目が合うごとに「君はかわいいねえ」と言ってもらえるまで夫にぶりっ子してゆく...

English following the Japanese "早朝の日比谷" このスローモーション感は 舞っているときのそれとはなんだか違う 舞っているとき 踊っているとき わたしは全身のすべての部分で自らの生を感じる 人生の奇跡を全身で享受する...